BOOKS:「本を読んだら、自分を読め」小飼弾

自分が生きてきた中で、本がどのような役割だったか、

若い人はどんなふうに本を読むべきか、を分かりやすく描いている。

本の読み方のひとつひとつは、特に目新しくはないです。

本代の話とは、本屋さんでの振る舞いとか、ジャンルにとらわれるなとか。

 

小飼さんの人生と本が非常に近い位置にあって、

価値観や波乱万丈な生き方に本が影響を与えている、

というのがすごく腹落ちする感じで書かれているのが、面白い。

読書術としてより、もう少し生き方とかそういう感じ。

ある人にとっては写真で、ある人にとっては映画で、この本では

本が題材になっている、という気がしました。もちろん、読書の効能とか

方法論とかも描いているのですが、読書についての本じゃない。

 

それよりも。この本を読んで「人生は学びだ」「人は、色んな方法で

学べるし、自分を高められる」ってことに思いが至った。

それは若い方が覚えがいいし、今から初めて何に間に合うのかと言われると

微妙なんだけど・・・

でも、こういう動きが早い世の中だからこそ、常に自分自身も前に

進んでいかないと、っていう気持ちが、変な汗が出るプレッシャーじゃなくて

自然にそう思える本でした。

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術

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