セツヤクエスト:9. 図書館を上手く使って読書する方法
趣味にお金を使っちゃうのは、人生を豊かにするという点では
間違ってはいないのですが、節約的にはためらうところです。
なので、お金がかからない、実用的である趣味が、
節約的には好ましく、「図書館で本を借りて読む」のは
その最たるものではないかと思います。
あと、料理とか、ジョギングとかもお金かからない趣味ですが、
読書は道具が要らないので、より気軽です。
ちなみに、私は子どものころから親に図書館に連れていかれてた
ヘビー図書館ユーザーでした。なので、社会人になって仕事も忙しく
しばらく本を読まない期間があっても、簡単に図書館ユーザーに
復帰できましたが、こういうのって運動と同じで
小さいころにどういう経験してるか(本を読む習慣があったか)で
「気軽さ」が変わってくるような気がします。
自分に子どもができたら、図書館にはマメに連れて行って、
子どもの中に「本を読む習慣のタネ」みたいのを残してあげたい。
さて、話はそれましたが、
図書館読書の問題点の一つは「ベストセラーが手に入りにくい」ことです。
予約が数十人、忘れたころに順番が回ってきてもテンション落ちちゃう・・
そうすると、必要なスキルは「ベストセラーじゃなくても面白い本を見つける
嗅覚」になります。人が借りなくても、面白い本なんてたくさんあります。
ただ、その面白い本を見つけるのに、手間がかかりすぎると
本屋で本を買った方がいいよね!ってなるので、
「自分の読みたい本を見つける方法」をいくつか持っておくのが
図書館ユーザーには重要じゃないかと思います。
あとは、複数冊借りることができるので、どういう組み合わせにするか
も大事じゃないかなー。
以下、現在私が実践している「本を見つける方法」です
1.定番とか古典の名作みたいなのを1冊
→現状、時間があるので「みんながいいってのを読もう!」と思って
コツコツ読んでいます。
読み終わって次の本を探す、というタイミングがなかなか訪れない
ので、規則正しい読書時間の維持に役立っています。
このカテゴリに入るのは、たとえば、下のような本です。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 文庫
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「坂の上の雲」は読了。「ローマ人の物語」はまだ3割くらい・・・
司馬遼太郎は、もうちょっと色々読み進めていきたい。
2.好きな作家さんのおススメ本を読む
→例えばこういうの。森博嗣さんが勧める100冊っていうコーナーがあります。
下は村上春樹さんのブックガイド。
海外の大学で日本文学を教えていたことがあるんですよね。
その時の講義録を基に、日本の若者向けに手直しした本です。
これを読んで、いままで縁がないと思っていた「第3の新人」の作品にも
興味を持ちました。新たな読書の世界が開けたんですよね。
しかし、この本自体が絶版・・・結構面白く読んだんだけどな。
あと、好きな作家さんのエッセイやブログでも、
その方が影響を受けたり尊敬している作家さんについて書かれていることが
多いので、そういうのも参考になるかと。
3.その他のブックガイドを参考に
例えば、だいぶん前に話題になった「東大教師が新入生にすすめる本」は
専門書中心のガイドではあるけれど、さすがに10代の若者向けで読みやすいです。
自分の本を勧める人もいれば、思春期に読んで感銘を受けた本を出す人もいて
視点は様々ですが、アツく本を語っているところもいい。
しかも、これ、今pdfで読めるんですね・・・知らなかった。
▼東大教師が新入生にすすめる本
http://www.utp.or.jp/topics/files/2012/UP474.pdf
書籍はこちら
あと、昔は、面白い本を探すのに「千夜千冊」という書評サイトを使っていました。
これも、自分の興味を少しだけ超えたところにある本を見つけるって感じ。
▼千夜千冊
http://1000ya.isis.ne.jp/souran/index.php?vol=102
最近見つけた書評サイトで気にいってるのは、これ。
同じ時代を読んでる感がいい。
▼わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/
右メニューしたの「企画モノ」「100冊シリーズ」が
本好きにはたまらん記事です。
なんか、もう少し書く予定だったけど、
思ったより時間がかかっちゃったので、続きはまたいつか・・・
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私のマネー術「セツヤクエスト」